ジャパニーズ・アビエーションの原点は各務原にあり。
「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」です。 略して愛称は「空宙博」(そらはく)
入口では乙式一型偵察機サルムソンA2Akの原寸大レプリカが出迎えてくれます。
クラシカルな美しき造形美。
お目当ては世界に通用する戦闘機「飛燕」と「零戦」
戦前戦中における航空機開発の歴史が紹介されております。
陸軍三式戦闘機二型「飛燕」
世界で一機のみ現存する実機です。
資料に基づき新製された「飛燕」の計器パネル。
ドイツのダイムラー・ベンツで開発されたDB601液冷V型12気筒エンジン、日本名称ハ40。
ロールアウト時を思わせるすっぴんジュラルミン姿だ。
頭上には各務原で初飛行を行った十二試艦上戦闘機一号一型の原寸大レプリカ。
新製時を模したアナログ計器が並ぶ。
太平洋戦争末期に登場した傑作機、四式重爆「飛龍」のレプリカ。
アメリカのスミソニアン航空宇宙博物館より貸与されたハ42エンジン、「飛龍」搭載のハ104を再設計し出力は2300馬力。
「宮崎駿の雑想ノート」にWP-30重空中戦艦として登場する九二式重爆、試作機の初飛行は昭和6年に各務原で行われました。
2018年6月 岐阜県各務原市